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【イタリア旅行】ヴァポレットの乗り方

 ヴァポレットはヴェネツィアの水上バスの名前です。 水都ヴェネツィアでは、ヴァポレットと呼ばれる水上バスに乗って移動します。

 陸上を歩いて移動することもできなくはないのですが、 ヴェネツィアの道は非常に複雑で、どこへ行こうにもすべて遠回りになってしまいます。 ガラス細工で有名なムラーノ島へはヴァポレットでないといけません。

 ヴェネツィアで遊ぶなら、ヴァポレットの利用は必須になります。 では、ヴァポレットの利用チケットはどれくらいの費用がかかるのでしょうか。



 

ヴァポレット利用チケット

 ヴァポレットの利用チケットは、ローマやミラノの地下鉄と同様に、 「3日券」や「7日券」という単位で販売されています。1回乗るごとにお金を払うものではありません。

 ヴァポレット利用チケットを購入し、最初に機械にかざした後は、 制限時間が切れるまで乗り放題です。

 画像の右上はヴェネツィアのヴァポレット利用券ですが、普通に買うとけっこう高いです。 価格は変動するようで、ガイドブックに書かれていた価格表より高くなっていました。 しかし14~29歳の場合、ヴァポレットを安く利用する裏ワザがあります。

 

ローリングヴェニスカードがおすすめ

 ヴァポレットに安く乗るためには、ローリングヴェニスカードが有効です。 若者の場合はこのカードを買うことで、ヴァポレット利用チケットを格安で買うことができるのです。

 ローリングヴェニスカードは14~29歳を対象に発行されているカード(というか施設ガイドみたいな形状ですが)ですが、 チケット売り場にはローリングヴェニスカードの広告等は一切なく、本当に隠れたお得チケットです。 事前に知らなければ、現地でローリングヴェニスカードを知ることはありません。

 ヴェネツィアの中央駅を出るとFerrovia(フェロヴィア)というヴァポレットのバス停があるのですが、 そこのチケット売り場で「ローリングヴェニスカード」を注文すると、 若者用水上バス3日券と合わせて22ユーロで売ってくれます。 (ローリングヴェニスカード:4ユーロ、若者3日券:18ユーロ)

 私がヴェネツィアに訪れた時点では通常のヴァポレット3日券が40ユーロとなっていましたが、 このローリングヴェニスカードを買うことで通常の半額程度でヴァポレットを利用できます。 ちなみに購入にはパスポートのみ必要で、顔写真や学生証等は不要でした。

※ローリングヴェニスカードは、ヴェニスカードとはまったくの別物です。 ヴェニスカードは美術館や博物館とヴァポレットの共通チケットですが、高額です。 美術館や博物館に入りまくるつもりでないのならばローリングヴェニスカードがお得です。

 

ヴァポレット利用チケットの使い方

 ヴァポレット利用チケットを手に入れたはいいけれど、使い方がわからない!という方必見。 私も実はヴァポレット利用チケットの使い方がわからず立ち往生していました。 するとたまたま通りかかった老夫妻に使い方を教えていただけました。

 購入後、ヴァポレットの駅の入り口にある機械にバーコードを読ませます。 タッチすると機械が光ります。それで終わりです。以後乗船するたびにタッチする必要はなく、持っているだけでOKです。

 これでローリングヴェニスカードに利用開始の日時が記録されます。 他の地下鉄・バス乗車券と異なり刻印はされませんが、この記録は必須です。 時々抜き打ちで検札が行われており、不正利用が発覚すると罰金がとられるとのことです。

 私が乗船していたときも検札が行われていました。 すでに機械に読ませてあったので検札は何事もなく無事に終わりました。