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【海外旅行】台湾高速鉄道-HSR

 台湾高速鉄道またの名をHSRで、日本でいう新幹線クラスの鉄道です。 台湾桃園空港から台北まで移動するのに使います。 台湾桃園空港と台北市街は若干離れており、旅行客は必ず台湾高速鉄道を利用することになります。



 

HSRの駅への行き方

 台湾高速鉄道の車両は日本の新幹線とそっくりです。日本初の輸出用新幹線で、 700系新幹線車両をもとにつくられた「700T系」の車両だそうです。

 台湾高速鉄道は現地の言葉で「高鐵」と表現されます。 台湾桃園空港に到着したら、まずバスチケット売り場へ移動します。 空港から高鐵桃園站(台湾高速鉄道の桃園駅)まではバスで移動するのです。

 バスチケット売り場では、様々なバス会社のカウンターが並んでいます。 私は「統聯客運」というバス会社を利用しました。 高鐵桃園駅までは30元(約85円)で行けます。非常に安いですね。

 問題はバスチケットを買うときです。「高鐵桃園站」と発音ができたらいいのですが、 あいにくドイツ語専攻でしたので中国語は読めません。うかつでした。 これでは行き先を伝えることができない!

 しかしそこで思いついたのが「HSRで通じるんじゃないか?」ということでした。 「高鐵」が発音できないなら、英語で伝えればいいのです。 「To HSR」と言うと、ちゃんと「高鐵桃園站」行きのバスチケットを売ってくれました。

 ちなみに高鐵桃園駅から空港に向かうときは「To トウエン airport」で通じました。 帰りも同じく30元です。台湾桃園空港にはターミナルが2つあり、 バスもターミナル1、ターミナル2の順番に停車するので、降りるときは注意しましょう。

 バスは日本の路線バスのようなバスで、よく揺れます。 そして運転も荒いです。けっこうなスピードでカーブを曲がるので、 立って乗車する場合は注意が必要です。

 高鐵桃園駅についたら、高速鉄道の切符を買います。

 

台湾高速鉄道の切符の買い方

 台湾高速鉄道切符は、窓口で買いましょう。 桃園駅から台北駅までは175元(約470円)です。 新幹線が470円というのも驚きの低価格ですね。

 オレンジ色の窓口で「To タイペイ」と言うと切符を売ってくれます。 「商務」と書かれている窓口はグリーン車専用の窓口です。 台湾ではグリーン車は「商務車両」と呼ばれています。「ビジネスクラス」の意味でしょう。

 グリーン車ですが、価格は380元(約1000円)です。 新幹線のグリーン車に乗ったことがないならば、 台湾高速鉄道でグリーン車に乗ってみるのもいいですね。

台湾高速鉄道の切符

 上の画像は台湾高速鉄道の切符です。 (私が旅行した当時、桃園駅から台北駅までは160元でした。)

 自由席という概念はなく、すべて指定席です。 あえて「Reservation seat」などと言わなくてもちゃんと座席指定してもらえます。 特に友達や家族などと一緒に並んで買うと、席も隣同士に配置してもらえます。

 

台湾高速鉄道の車内

 片道20分程度で台北駅に到着します。 短い旅ではありますが、台湾高速鉄道の車内はどんな風になっているのでしょうか。

 基本的には日本の新幹線と同じです。 座席の広さ、足のスペース、頭上の棚の広さまで、日本の新幹線と同じです。 車内サービスはありませんが、自動販売機が設置されており、飲み物を購入することができます。

 異なるところといえば、車両の客席に入るドアは開閉ボタンを押して操作することくらいでしょうか。 ボタンを押さない限りドアは開きません。ドアの前で立ち往生することがないように注意してください。

 また、台湾高速鉄道は全車両禁煙です。喫煙席はなく、喫煙ルームもありません。 まあ桃園駅から台北駅までは20分くらいですので、それほど苦でもないでしょう。

台湾高速鉄道

 ちなみに台北駅も禁煙ですので、タバコを吸えるのは台北駅を出て、 敷地の外まで移動してからです。駅から歩道へ出ると赤い線が引いてあります。 その赤い線の内側は禁煙です。

 まあ現地の人や旅行客など、様々な人が駅の敷地内で喫煙しているので、 それほど禁煙ルールは徹底されていないようには感じるのですが、 万一警察につかまったりしたら罰金がなかなか高額です。