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【イタリア旅行】国際学生証と割引

 海外旅行では国際学生証が必須とよく書かれています。 海外で学割を受けようと思うと、日本の学生証を持っているだけでは通用しません。 というのも外国人は基本的に日本語が読めないからです。

 国際学生証は大学生協を通じて取得できる、世界共通の学生証です。 国際学生証を持っていると、どこの国でも「学生だ」と認識してもらえるアイテムなのです。

 しかし、国際学生証を持っているからといって、必ずしも割引を受けられるわけではありません。 どこでも学割があるというわけではないのです。

 各種ガイドブックには国際学生証を提示することで美術館や博物館の入館料の割引があるとの記載がありますが、 残念ながらイタリアでは異なるようです。



 

イタリア旅行に国際学生証は必要か

 イタリア旅行のガイドブックには、国際学生証を持っていきましょうと書かれています。 しかし、実際に私がイタリアへ行った際、国際学生証が活躍する場面はありませんでした

 たいていの美術館には学生割引があるものの、EU圏内在住の学生に限られていました。 料金表に「国際学生証による割引はEU圏内在住の学生に限る」と英語で書かれている美術館・博物館ばかりでした。

 何も書かれていない美術館・博物館でも国際学生証を提示して「割引はありますか」と質問しましたが、 どこの美術館・博物館でも「EU圏内在住の学生だけです」と答えが返ってきました。

ガイドブックに学生割引が使えると書かれていた美術館・博物館もそうなっていたので、 最近変わったのだと思います。割引はほぼないと思っておいたほうが良いです。

 千数百円を出して国際学生証を発行したのですが、旅行では全く使わずに終わってしまいました・・・ まあ制度はいつ変わるかわからないので、持っておいてもいいでしょう。記念にもなりますし、身分証明にもなります。 パスポートという最強の身分証明もあるので国際学生証が必要な場面はありませんが・・・

 

国際学生証の発行

 国際学生証は大学生協で発行できます。 自分の学生証と、パスポート顔写真が必要です。 発行にかかる手数料は1500円程度です。

 国際学生証の発行にはそんなに時間はかかりません。 時間がかかると思いきや、パスポートと顔写真を持っていくと即、その場で作ってもらえました。 驚くほど早いです。国際学生証は即日発行なのです。

 国際学生証の発行にかかる時間は10分程度なので、授業終わりなどに大学生協の旅行カウンターへ行ってみましょう。 発行の方法は、その場で「国際学生証を作りたいのですが」というと、申請書を渡され、その場で記入し、その場で発行です。

 国際学生証の台紙に氏名、生年月日を印刷して写真を貼って、上から透明のテープを貼るだけなんですね。 こんなに簡単に作れるのなら、生協のアルバイトはいくらでも国際学生証を偽造できそうなものですが・・・大丈夫なんですかね?

 一応磁気カードのようになっており、折り曲げ厳禁です。 しかし磁気カードとして使用するどころか、これを出す機会もありませんでしたので、 実際どんな場面で磁気カード機能を使うのかは不明です。

 国際学生証に貼る写真は、履歴書サイズ(4cm×3cm)で、当然ながら発行日の3ヶ月以内に撮影されたものです。 特に写真屋さんで撮ってもらった証明写真でも、スピード写真で撮った証明写真でもかまいません。

 また、裏面に署名欄がありますので、必ずボールペンなどで記入しておきましょう。 パスポートと同じように氏名を記入する必要があります。 パスポートと照合したときに同一人物だとわかるように、大文字で、姓名の順で書きましょう。